理学療法士の創設とレベルアップ

理学療法士の創設とレベルアップ

日本の医療というのは、基本的には西洋医学を中心としたものになっていますので、医師を中心といたチーム医療を行っています。こうしたチーム医療の原点となっているのは、医師と看護師という関係で、その後になってさまざまな医療資格が創設される事になりました。
こうした医療資格の中で、アメリカを中心とした医療の進んだ西欧諸国では、手術などの治療をするだけではなくて、その後の患者の生活というものに視点を置いて、リハビリテーションという概念が生まれるようになりまして、医師以外にリハビリテーションの専門家として、PTいわゆる理学療法士が活躍するようになってきたのです。
当時の日本のリハビリテーションは、マッサージ師や柔道整復師が中心になって行っていたのですけど、脳血管障害に対するリハビリテーションなどは、どうしてもより専門性が必要になる部分がありました。
そこで、日本でもリハビリテーションの専門家の必要性が出てきましたので、理学療法士を創設する事になったのです。さて、こうした資格を創設するためには、特に手技療法を行う資格ですから、どうしても一定以上の教育が必要になりますので、養成機関として専門学校が作られていきました。
その後は、リハビリテーションの重要性に認識が更に社会的にも増してきまして、各医療機関でもこれまで以上にリハビリテーションを重視するために、理学療法士を雇用するようになってきました。
これに伴って、理学療法士のレベルも向上していきまして、当時は専門学校による教育が中心でしたが、看護師と同様に大学教育がだんだんと普及するようになりました。
また、こうした動きと連動するように、学会なども盛んに開催されるようになりましたので、学問的レベルも向上してきているのです。
そうした学問的レベルが向上しますと、実際の臨床の分野にも効果がフィードバックする事になりますので、学問と臨床がお互いに高めあう関係になってきているのです。

理学療法士になるには

理学療法士という仕事をご存知ですか。
理学療法士というのはリハビリテーションの専門家の資格です。
厚生労働省より認定される国家資格になります。
高齢化社会となりその需要は大きくなってきており、非常に大人気があり、やりがいのある職業です。
理学療法士になるためには専門の養成学校での学習が必要です。大学や専門学校があり、そこで学習し国家試験に合格することでなることができます。
学校では講義による知識の習得はもちろん、必要な技術の実技練習を行っていきます。理学療法士は運動療法と物理療法という専門技術を使用します。
運動療法というのは関節の動きをよくしたり、筋力を増強したりする手技になります。物理療法というのは暖めたり、冷やしたりなどの方法で症状を軽減したり、治療効果をあげるための手法になります。
これらの技術を学校で習得し、実際の病院で実習を行い、働くために必要な技術を習得することで理学療法士になることが出来ます。